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帰る時は電車がまあまあ混んでいた。英司は座席に座る
(この時間帯は混んでるんやな)
電車が駅に着くたびに人が乗り込んできた。座席は一杯になった。しかし、英司はある事に気がついた
(あれ…?俺の周りだけ誰も座らへんやん…)
そう、周りの座席は乗客が座っているのに英司の左右の席は誰も座らないのだ。空いているのに乗客は吊革に掴まって立っているのだ
(…。何か、変やな…)
英司はだんだん気持ち悪くなってきた。同時に少し怖くもなってきた
結局、最寄駅に着くまで誰も英司の隣に座らなかった。そのまま歩いて自分の家に帰った
ただいまー…
何だか疲れていた。今日一日おかしな事が起こったからだろうか?
(あれ?)
ふと、テーブルの上に置いてあるノートパソコンに目が行った。電源が付いたままになっていた
(俺、出かけるときに電源けしたよな…?あれ?どうやったっけ?)
よく思い出せない。消した気もすれば、消し忘れた気もするのだ
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