某所 自宅

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ジャーー… うつらうつらしてきたときにある音で目が覚めた。何かが流れ出ている音が聞こえるのだ (え?何の音!?) ジャーー… どうやら音は風呂場から聞こえて来るようだ。そして、英司は何の音なのかわかった (シャワーの水が出てる音や…でも、なんで…?) 体を起こしたが、そこから怖くて動くことが出来ない (でも、出しっぱなしにするわけにはいかんし) 今いる部屋の電気を点けて廊下の電気も点ける。ゆっくり廊下を歩いて風呂場に向かう。音は大きくなっていき、やはりシャワーの音で間違いなかった 「ふーっ…」 英司は、息を吐き出し覚悟を決めて風呂場のドアを開けた。真っ暗だが中には誰もいない カチッ 風呂場の電気を点けて浴室の電気も点ける ……… すると、シャワーの水の出る音が聞こえなくなった 「えっ?」 浴室のドアを開けて中を覗くとシャワーから水は出ていない。しかし、床がびっしょりと濡れており今水が出ていたことがわかる
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