星がついたフォース

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星がついたフォース

西暦2200年夏 道之助は自動操縦のヘリに乗り危機から逃れられた。 地球の南極は川になり水がアメリカ本土を押し寄せている。北極の氷河はまるで滝の様に流れて北欧を水で覆った。 残る島国は大地震により島と島が重なり繋がってしまった。 オーストラリアは海の下に沈下して形もない。 ジイは最後まで息子(太輔)を待ったが、ロボットアールの命令でヘリに乗り込んだ。 「アール、地球は終わりだな。こんな事は予想はできたがワシが生きてる内には起きないと信じていた。アール、道之助を追ってくれ。可愛い孫だ」 「了解。食事のビーンズを召し上がって下さい。水はストローで飲むこと。良いですね」 地球は消えたらどうするか。アールは頭にインプットされていた。 シュミレーションが役に立った。 高い高い空を何機ものヘリが飛んでいる。 道之助はシャトルを見ている。 それがないと大気圏に突入はできない。と、アールから聞いた。 どうなるの? 兄妹には会えないのかな? アールはジイを待っている間に、 窓を少し開けたらふいに星が飛んで来た。 よく見ると星の形が付いた光るフォース。 これは中々じゃないか! 道之助は咄嗟にそれを受け止めた。 なんだ?これは?なんだろ! するとアールが『道之助、フォースは身を守る魔術がある、大事に持って下さい』 そうか。見を守るなら大切にする。 フォースには願いが叶うある意味良い神からの指令があった。 世界に一つだけの星付きのフォース。 道之助にはそんなに大事な物には感じなかったが、アールは嘘は言わない。 大切に持たないと。 どんなパワーを発揮するのか。道之助はフォースをじっと見ていた。珍しい物だからだ。
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