瞬間の白い

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白い雪がふわふわと空から降ってくる。 僕が来ているジャケットの上に落ちると、 シュワっと溶けて、 消えてなくなった。 顔に当たると冷たくて、 視界に入ると暖かくて。 少しばかり積もった雪をそっと踏むと、 きしきしと音が鳴り、 ぎゅっと思い切り踏むと、 水になった。 その光景がほんのちょっと悲しくて、 冬が来たんだなぁと思うと嬉しくて。 雪だるま作れるまで降らないかなと、 思ってみたりした。 でもそんなには積もらなくて、 次の朝には水たまりに戻ってる。 その水たまりを見て、 溶けちゃったな、 早く積もってくれないかな、 なんて子供じみたことを考えてもみたり。 雪は降ると寒いけど、 こうやってまた楽しい思いができる、 暖かくて素敵なものだ。
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