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部隊長は我慢がならないといった様子で幼き声の方へと、振り返った。
そこには、沢山のモンスターたつたに囲まれている一人の少年がいた。
モンスターたちは少年を襲うことはなくひたすらに頭を垂れていた。
その異様さには誰もが恐れるだろう。
中には、頭を撫でられているモンスターまでいる。
部隊長はその光景にグッと言葉を詰まらせかけるが、なんとか凌ぎ、言葉を紡いだ。
「......答えてくれ。少年は一体何なのだ。何の為に我々を狙う!?」
その問いに対しての少年の答えは部隊長の予想の範疇を越えていた。
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