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「少年には、感謝しなければなりません。自分が生きて帰ってこれたのは少年のおかげです。だから、この作戦には自分は参加できません!!!」
何があったのか問いただすが、なかなか口を割らない。
部隊長はそれをなんとかして、聞き出した。
聞くと、魔王城に潜入に成功したがそれは罠で魔王に殺されそうになっていたところで、その少年は現れた。
とても、小さな声でボソリと
「ねぇ、生きたい?」
と聞いてきたらしい。
それは、もう必死になり生きたいと伝えた。
すると、少年はニコリと笑い、今まさに殺そうとしていた黒髪の魔王に笑いかけると言った。
「今回は、見逃してあげよう?」
黒髪の魔王が、
「だが、しかし......」
と、言っていると一瞬誰のか分からない声で
「見逃せつったろうがよ。それとも何だ? 俺の言うことが聞けねぇのか?」
と言った。
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