21人が本棚に入れています
本棚に追加
/151ページ
ほとんど無意識に、私は応募書類を書いていた。
応募書類を書くのはこれで3度目。最初は何をどう書けばいいのかわかんなかったけど、ネットでいろいろと書き方を調べたんだ。
小さい頃にテレビで観たアイドル。ホントは光ってなんてないんだけど、"きらきら"っていう言葉がピッタリだった!
大きくなって、やっとアイドルのオーディションに応募できる年齢になった。
最初に受けたオーディションは有名な芸能事務所のオーディションだった。ママに手伝ってもらって、応募書類を書いて送った。
書類選考の段階で落とされちゃった。写真も可愛く撮ったし、自信あったんだけどなぁ。
2回目は地下アイドルのオーディションだった。正直地下アイドルは私のイメージしていたアイドル像とはちょっと違ったけれど、試しに! という感じで受けてみた。
そして面接審査で落ちた。この時から、正直自信がなくなった。
これで3度目の正直。
私、本番になるとすごく緊張しちゃって、噛んじゃうし、何もないところでつまづいちゃうし、思ってたこと言えないし…。
でも、アイドルは今しかできないことだもん! だから、絶対夢を掴みたい!
この想い! 届けっ! 書類選考する人にっ‼︎
最初のコメントを投稿しよう!