弟の痴態

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 俺は弟の細い腰を掴むと上下に揺すり上げた。 「ああっ、やだぁっ……」  大和が激しく身もだえ悦楽の悲鳴と共に、二人のお腹の辺りに白濁とした液体を吐き出す。  大和の射精は長く続き、出すものがなくなっても、まだイキ続けている。  俺が下から勢いよく突き上げると、大和は一瞬意識を手放しかける。  それを許さず俺はより奥深いところを雄で突いてやった。 「やだ、やだ、もう死んじゃう……死んじゃうよ……伊央利……」  快感が許容量をとっくに超えてるのか、大和は息も絶え絶えと言った感じですすり泣いている。  俺は大和の体を強く抱きしめ、激しく彼の体を揺さぶった。 「あっ……あっ……ああっ……」 「……っ……」  大和は何も出さずに、俺は大和の体の最奥に勢いよく精液を放ち、二人ほぼ同時に高みへと昇りつめた。  過ぎた快感に放心状態の大和の中から雄を抜くと、トロリと俺の放った精液が流れ出て来る。  腹部を自らの精液で濡らし、俺のそれを小さな孔から溢れさせる大和の姿はとても色っぽく、すごくそそられる。  くったりとベッドに沈み込み、悦楽の余韻に身を任せる弟を俺は抱きかかえた。 「伊央利……?」  トロンと潤んだ瞳で大和が俺を見つめて来る。 「大和……愛してる。もっともっと気持ちよくしてあげる……」 「やだ……伊央利……これ以上気持ちよくなったら、俺、どうにかなっちゃう……」 「二人してどうにかなっちゃおう、大和……」  俺は妖しい笑みを浮かべて見せると、より深い快楽の海へと二人して沈み込むためにバスルームへと向かったのだった。
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