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恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなかった。
俺は自分のパーカーを胸元の上までたくし上げ、伊央利の前に両の乳首をさらけ出している状態で。
伊央利は痛いくらいの視線で俺の体を見ていたかと思うと、やがて両手の中指と人差し指で乳首を挟み込むようにして撫でまわし始める。
「やっ……あっ……」
触られたところから未知の快感が込み上げ、体の中心に熱が集まる。
気持ちよくて、でも恥ずかしくて。俺は真っ直ぐに伊央利を見れない。
「ほんと肌綺麗だな……大和、おまえ……可愛い……」
伊央利は両の手でじっくりと俺の体を撫でまわしたあと、あろうことか俺の乳首に唇で吸い付いた。
「やだぁっ……伊央利っ……」
狂おしいほどの快感が体中を駆け巡り、脚ががくがくする。
「男なのに乳首、そんなに気持ちいい? 感じやすいんだな、大和は」
「やだ、やめて……伊央利……っ……」
口では拒絶の言葉を吐きながらも、たくし上げたパーカーを離すことはできなかった。
壁に体を預け胸元を全開にしたまま、伊央利の唇と舌での愛撫を受け続ける。
「んっ……あ……」
どうしても抑えきれない甘ったるい声が玄関に響く。
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