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日常の中でも客観的に見るよう心がけた。
もちろん、そんなことが簡単にできるわけがない。
右横にもう一人の私がいる、そんなイメージから始めた。
約二年間かけて、私は少しずつであるが、自分の意識を体からとばせるようになっていった。
もう一人の私が、生まれようとしていた。
ややこしいので、もう一人の私を客観と呼ぶことにする。
勉強のできなかった私は客観が生まれることによって、あきらめという主観から解き放たれるようになった。
成績も少しずつ伸びていき、なんとか国立大学に進学することができた。
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