ボクらは主観で生きている

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 同じゼミに、華子という名の可愛い女の子がいた。  私は大学入学のときから、その子に目をつけていた。  昔の私なら声をかけられなかっただろうが、今の私は違う。  思い切って彼女に声をかけた。  彼女はにこやかに対応してくれる。授業のノートを借りたりして彼女と話す機会を増やしていく。いつの間にか彼女と一緒に帰ったりできるようになっていた。  私と華子の間はどんどん親密になっていた。  ある日、私は華子アパートに来ないかと誘った。  彼女は快く承諾してくれた。  その瞬間から私の胸は高鳴っていた。
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