ボクらは主観で生きている

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 華子を部屋に招き入れ、お茶とお菓子を用意しようと台所へ行くと、居間から話し声が聞こえてくるではないか。  あわてて私がもどると華子と私、いや客観がぴったりとくっつき、客観は華子の肩を抱き寄せキスをしようとしている。 「何をしているんだ」 と私は間抜けなことを叫んだのだが、二人ともまったく気がつかない。
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