ボクらは主観で生きている
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私は客観に近づき殴りかかったが手応えがない。 「これはいったいどういうことなんだ。客観が私になり、私が客観になったということなのか。じゃあ主観はどこにいってしまったんだ」 頭がこんがらがり、叫びたくなる。 自分の手を見ると、うっすらしか見えない。 私は台所にもどり、集中力を高め、全力で包丁をつかむことに成功。 居間にもどる。 「きゃー」 華子の悲鳴が聞こえる。
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