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そのころ、祖母の体調が思わしくなく、父や母が「もう危ないかもしれない」と会話をしているのを聞いた。
おばあちゃん子だった私は、おばあちゃんになんとか生きながらえてほしい、そんな願いから翌日に石蹴りを断行することにした。
校門の近くにある道路の溝にいくつかの石が落ちている。丸こい石は駄目だ。
できるだけ平たいのがいい。
私は真剣に探した。
少し黒っぽくて平たい石を見つけると、私は慎重に蹴り始めた。
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