3人が本棚に入れています
本棚に追加
フィクション
俺は本日をもって、釈放になった
数日間だったが ここに連れてこられて
最初は悲しい、悔しい思いでいっぱいだった
俺がしたことが そんなに悪いことか
俺がしたことが 誰かをそんなに傷つけたか
ルールでがんじがらめになった 責任逃れだけの
管理者たちが 自分の地位を守ろうと
大きな車や庭のある家を守ろうと
その他大勢である俺を 閉じ込めた
愛を歌うのは罪ですか
人に恋焦がれるのは罪ですか
そんなにも僕のことが怖いですか
嘘もホントも僕の中には
同じ色に見えます
故郷に帰ります
この場所でお世話になった人たちに
最大限の感謝と お詫びを申し上げたい
僕がここでしたことは
言い訳とか復讐なんかじゃなく
エンターテイメントだと
サーカスでピエロが空中ブランコから
落っこちるみたいな道化だと
だから悲劇だとか
喜劇だとか言わずに
ただ見守ってください
愛を歌うのは罪ですか
人に恋焦がれるのは罪ですか
僕はあなたの頭の中にいます
いつでもどこでもいくらでも
大きな声で叫んでみて
最初のコメントを投稿しよう！