吸殻

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パシ、パシ、パシ、、、 男と女、黒いシーツのベッドの上。 腰と腰が打ち付け合う音が、1Kの部屋に響いていた。 「んっ、、、。やだ。」 「嫌なん?嫌ならやめるね。」 女の体の腹部の奥で、男の一物は静止した。 「なぁ、気持ちいやろ?」 男の胸に顔を蹲せ、女はその問いに首を振った。 「嘘はあかんなぁ。」 一物を女の体の中に入れたまま、男は目の前にある乳輪を舌でいやらしく味見する。そして、強く吸い付く。 「やっ、、、ん。」 「なぁ、気持ちいい?」 「うん、きもち、、、いい。」 「ええやん、かわいいやん。」 パシ、パシ、パシ! 激しく腰が動き出した。 女は声を漏らすのを我慢する振りをした。 男の鎖骨に歯を立てる。 「あー、俺それ大好き。」 女は、知ってるよ。と、心の中で当然の如く答えた。 「ごめん、もう我慢できない。」 男の頂点に行く手前の姿を薄目に焼き付ける。 女は両手で男の骨盤を掴む。この細さ、似ている。 腹筋の部分を押し返す。この筋肉質、似ている。 「、、、ごめん、俺、出る。」 一物を女の体から出し、生身を自分で扱き、粘ついた液体を男はダラダラと垂れ流した。そして、下で純情そうに太ももをヒクヒクさせる女の体の上に重なる。男は左手を女の掌に絡めた。 ああ、指の太さが違う。 しらけた女は優しく男の頭を撫で、男は気持ちよさそうにぐったりとした。
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