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わらわ
山中ノ雅
「負けると分かって…は余計じゃ!
わらわは勝つつもりで挑んだのじゃからなっ」
武音が目を細めたっ
迂刃鬼
武音
「ほう…ふふふ、われに
勝つもりだったのか…
なんとも、愛らしい事を
いうのだな…そなたは…」
あ、愛らしいとなっ!?
わらわ
山中ノ雅
「おぬしはわらわを馬鹿にしておるのかっ!」
武音は相変わらず微笑を浮かべておる!
迂刃鬼
武音
「ん…?ふふ…馬鹿になどしておらぬ…
まことに愛らしいと思ったまで。
われは鬼だが少なからず慈悲もある…
しかし、このように
笑わせてくれた者は、そなたが初めてだな。」
腹立たしいと思うこともあるが…
ふぅむ、何故かにくめぬ…男じゃのぅ。
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