私と世界

1/2
前へ
/17ページ
次へ

私と世界

私が久しぶりに世界『真』に降りるとそこは地獄絵図だった。 『…………………どうして』 あまりの光景に呆然としてしまった。 あんなに緑豊かで、みんなが楽しそうに シテイタノニ…………… 『………そうだ、ベストプレイスは!』 私は安らぎの地へ急いだ 『良かった』 安らぎの地は結界をはったお陰で被害がなかった。だが結界の外側は、木が一本もなかった。そこには、逃げてきたのか様々な種族が結界内で身を寄せていた。 私はそれを見てその結界以外を、世界を氷でおおった。 氷をよく見ると、戦争らしき場所が見えた。 私は、とても悲しかった ある時一人の神に「あまり世界に干渉しすぎてはいけないよ」と言われたことがあったのを思い出す。 だか 私は、氷に包まれたところをすべて“消した” まっさらな状態へ戻した。 そのあとそこに家をいくつか創造すると、結界へ戻りそこにいる種族にその家をあてがい言った。 『もし……次に私が降りたときここが平和なことを願う』と。 そして私は、ベストプレイスに転移した。 つくととたんに膝をついてしまった。羽を広げてみると、前よりも色が黒くなって侵食が進んでいた。 『干渉しすぎたか……………………』 でも でもね 私は、 後悔してない 次こそは、世界の住人たちが協力して発展していくこと信じて…………………………… 私は、今日も安らぎの地から世界を見守る ──────みんなと一緒に────── 「大丈夫?!」 『大丈夫だよ、ありがとうね』 このあと、優が心配して声をかけてくれた。 私は、そう答えた。けれど、
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加