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私と世界
私が久しぶりに世界『真』に降りるとそこは地獄絵図だった。
『…………………どうして』
あまりの光景に呆然としてしまった。
あんなに緑豊かで、みんなが楽しそうに
シテイタノニ……………
『………そうだ、ベストプレイスは!』
私は安らぎの地へ急いだ
『良かった』
安らぎの地は結界をはったお陰で被害がなかった。だが結界の外側は、木が一本もなかった。そこには、逃げてきたのか様々な種族が結界内で身を寄せていた。
私はそれを見てその結界以外を、世界を氷でおおった。
氷をよく見ると、戦争らしき場所が見えた。
私は、とても悲しかった
ある時一人の神に「あまり世界に干渉しすぎてはいけないよ」と言われたことがあったのを思い出す。
だか
私は、氷に包まれたところをすべて“消した”
まっさらな状態へ戻した。
そのあとそこに家をいくつか創造すると、結界へ戻りそこにいる種族にその家をあてがい言った。
『もし……次に私が降りたときここが平和なことを願う』と。
そして私は、ベストプレイスに転移した。
つくととたんに膝をついてしまった。羽を広げてみると、前よりも色が黒くなって侵食が進んでいた。
『干渉しすぎたか……………………』
でも
でもね
私は、
後悔してない
次こそは、世界の住人たちが協力して発展していくこと信じて……………………………
私は、今日も安らぎの地から世界を見守る
──────みんなと一緒に──────
「大丈夫?!」
『大丈夫だよ、ありがとうね』
このあと、優が心配して声をかけてくれた。
私は、そう答えた。けれど、
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