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──あれから千年後──
安らぎの地は、ずっとかわらずそこにあった。そこに、一人の人間が訪れた。
『久しぶりだな……ここへ来るのは。』
その人間は安らぎの地へ足を踏み入れた。
そのとき、
「あなたは…………?」
懐かしい声が聞こえた。振り替えると形は変わろうともわかった。我が子達だと、あちらも気づいたようだ。
「────!」
私を呼ぶ子達の声。私は、答えた。
『いったろう?また会えると』
(完)
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