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私は世界を飛んで見ていた。
海に差し掛かったとき、黒いところを見つけた。中心にちかずくにつれて海を黒くしている原因を見つけた。それは小さな一匹の魚だった。私は尋ねた。
魚が寂しそうだったから
『君はどうしたい?』
魚は答えた。
「誰にも迷惑をかけないところにいきたい」
その言葉に私は、
『一緒においで』
安らぎの地へ魚をつれていった。
私は、安らぎの地へつくと湖に魚を離そうとした。でも魚はいやがった。理由を聞くと
「僕が入ったら汚れちゃうから」と言う
私は、
『大丈夫』
といって魚を湖に放した。最初は慌てていた魚も湖が黒くならないことにきずくと喜んで広い湖を泳いでいた。それを微笑みながら見守っていた私は、ふと魚の名前を聞いた。
「ないよ」
当たり前のように魚はいった。なので、
『じゃあ…優はどうかな?名前』
魚はキョトンとしたが、それが自分の名前だときずくとすごく喜んでくれた。
これが
私と
優の
出会い
───────そして
新たな物語の始まりだった。
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