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私はその子猫に、
「お前はどこの家の子猫?」
と話しかけるとその子猫が、
「神社を出てまっすぐ行って、1つ目の信号を右に曲がって2つ目の家だよ!」
と教えてくれた。
私はその子猫を抱えて、子猫から教えられた家まで行って玄関のチャイムを鳴らした。
すると大人の若い女性が出てきて、
「あれ、モコちゃん」
と話したので私が、
「この子猫、神社で見つけました。」
と言ってその女性に子猫を渡した。
するとその女性から、
「ありがとう!
でも、この家よくわかったね?」
と聞かれたので私は、
「この家の前でこの子猫が鳴いたので、もしかするとこの家かなと思って…」
ととっさにごまかして話すと、
「そっか、本当にありがとう!
何かお礼しなきゃ…」
と女性が言ってきたので、
「いえ、いいです。
もう帰らないといけないから…
じゃあ、帰ります。」
と私は断った。
「本当にありがとう!
気を付けて帰ってね!」
女性が気遣ってくれたので、
「はい!
バイバイ」
と言って、私はその家を出て自宅に帰った。
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