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目を開けると、俺は相変わらず全裸で股覗きしたまま椅子の上にいた。
ただ、部屋の状況が劇的に変わっていた。
逆さまの部屋の中に逆さまのポリスマン。
そして手にインスタントカメラを持った逆さまの亜美ちゃん。
みんな揃って、目を丸くして俺を凝視している。
本来、大切な部分を隠していたインスタントカメラは俺の手に無く、皆様に向けて完全に丸見え状態。
それは鏡にばっちり映っていたので間違いないと確信が持てた。
そして一つの結論に辿り着いた。
これは最低のタイミングで戻ってきたようですぞ……。
「えと……」
「バカ!!」
俺が発しようとした言い訳は、たったの二文字と飛んできたインスタントカメラで封殺された。
インスタントカメラを全力で股間めがけて投げつけられるのは痛い。
恋人の亜美ちゃんからたった今教えられた素敵な事実。
亜美ちゃんはいつだって俺に大切な事を教えてくれる。
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