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【第1話】14歳がそれに至るまで
ここは三日月中学校。
愛媛にある田舎の中学校。
そこに中学二年生の14歳は54人いました。
季節は冬。
大晦日を過ぎ、お正月。
正月からも時が流れ、1月10日となりました。
「明日からー学校ー」
「だるすぎ!」
そう言うのはこの学校に通う篠原双葉(しのはらふたば)。
双葉は明日から学校が始まることに気づき絶望した。
双葉は誰かと通話しているようだ。
『まあまあ、そんなこと言わずにサ?楽しいこともあるでしょう。』
通話の相手は田中雪菜(たなかゆきな)。
「たなかっちはさあいいじゃん!頭いいから!」
『あんたも少しは勉強したら?』
「却下!」
『即答かよ!』
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