赤い夏祭り

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「っあ、おい!啓一!お前俺のたこ焼き2個食ったろ!!」 「えー!勘違いでしょ~」 「嘘つけ!さっきまで4個あったのに2個しかねぇし、口にソース付いてんだよっ!」 「お好み焼きので~す」 「お前お好み焼き買える程の金持ってねぇだろ!」 「あはは!やっぱりバレちゃった!」 「あ!クソ、おい逃げんな!俺のたこ焼き返せよっ!!」 「ははは!!あ、センセーじゃん、アレ」 「んぇ?って、話反らすんじゃねぇよ!」 「や、ガチガチ。見て!おーーい、センセー!!」 『ちょ、おい啓一。静かにしろっ。隣、誰か居る』 「えぇー?カノジョー?声かけてこうかなぁ??」 『余計なことすんじゃねぇ!』 「えー?( ・ε・)」 『顔文字すんなボケ!』 「あ、男の人だ!」 「彼女じゃねぇのな。残念だったな、啓一。センセーの弱み握れなくて」 「くっそぉぉ!マジでガードかてぇ!!」 「鉄壁……だな」 「だなー!あぁー!くやしー!!」 「はは。完全なる力量不足だな」 「やけ食いにたこ焼き食ってやる!」 「っあ!だから俺のたこ焼き食うんじゃねぇ!!」
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