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因みに、写真自体は偶然撮られた物だ。詳しい経緯は覚えていないが、見知らぬ人に被写体を頼まれたことだけは記憶している。
きっと、撮影が出来れば誰でも良かったのだろう。
そんなこんなで後日、あの写真が手元にやってきた。彼女の方は転校して居なかったからと、私の方へ持ってきたらしい。そこだけはよく覚えている。
丁度寂しさを感じていたからか、写真は心の穴にそっと寄り添ってきた。その日から、朝の日課に加わった。
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