運命の

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怠さが有った身体が楽になったが、行為後なので体力が無くなり疲れた様にぐったりと一縷に寄りかかり、一縷の指を見つめた。 この前、自分の指に噛み付いた痕がほんのりと残る 「噛みたかったら、噛んでいいよ」 一縷の指に残る痕を見つめ花音はソレに触れた。 痛々しい痕だけが残るソコにこれ以上、傷付いてほしくは無いと思い、そう告げる 「噛まないよ・・・・・・君に傷を付けたくない。」 「もし僕がΩになったら、噛んで・・・・・・くれる?」 花音の言葉に一縷は抱きしめて唇にキスをする 触れるだけの優しく甘いキスに花音は瞳を閉じて受け入れて両腕を一縷の背中に回し抱きしめた。 一縷のαの心地よい匂いが鼻の奥を擽る あぁ、一縷が、 本能が認識してしまった この人がきっと運命の人だったんだ・・・・・・・・・
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