目撃

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『私、流のことが好き!!』 ひっ! 曲がり角で慌てて引き返した。 『ごめん やえ子ちゃんの気持ちには答えられない。』 や、やえ子? と流? えらい場面に遭遇しちゃった…… 『どうして?私のこと、嫌い?』 『…………。』 わ、私…帰るべきよね? 盗み聞きは…… 『はるちゃんが居るから?』 足が止まってしまった。 『はるちゃんが好きなら……私は諦める 二人のことは分かってるつもりだし……』 『………………。』 ……怖い。 流はなんて答えるんだろう? 怖い、怖い、怖い! 『はるは関係ない。 これは、俺の問題だから。』
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