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出会いと事故
ある日、主人公の風水谷風介は歩きながら、高校でいじめられている出来事について考えていた。彼は日常で起こることに絶望感に浸り、気持ちが沈んでいた。
「何してもつまらないよな、この生活。俺、そろそろ死のうかな」
そんなことを考えているうちに
突然、風介の視線は公園の中にいるねこに惹かれた。ねこは風になびく花びらに興味津々で、無我夢中で追いかけていく
「あのねこ、なんか楽しそうだな」
夢中で楽しむねこを見ていると、風介の考えていることが情けなく感じていた。
そんな時、ねこは風に飛ばされた花びらを必死に追いかけようと、公園から道路に飛び出してしまった。
「おい、待って、ねこ!」
風介はとっさにねこを助けようとして道路に飛び出し、ねこを抱えながら迫る車に衝突し、足を轢かれて大怪我した。
車の運転手は一命を取り留めたが、残念ながらかばって助けたねこは強い衝撃とともに亡くなった。
それから数日して
風介は病院で目覚めると、当時の交通事故の状況やねこの生存状況を知ると、自分の片足が麻痺していながらも、助けられなかったねこへの想いを強く寄せて号泣しまくった。
「ごめんな…あの時俺が死んでいれば!!」
そんな後悔する風介の前に面会者が一人現れた
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