26人が本棚に入れています
本棚に追加
「何だよ?」
「それって、サツと弁護士がグルなんじゃね?」
「えっ?」
レンの突拍子も無い言葉に寿史は思わず訊き返した。
「だって、おかしいじゃん?
寿史さんには記憶があるのに、奴ら、訳分かんねぇ事言うんだろ?
世間には絶対正みたいに思われてるかも知れねぇけど。
サツなんて、ほんとクズの集まりだよ。
だから、きっとさぁ……」
続けようとするレンに被せるように、シゲが口を挟んだ。
「俺もそう思ってたんだよ。
所で寿史。オメェ、えーでーなんとかだって言ってたよな?」
「ADHD、発達障害の一種です」
寿史が頷くと、シゲは嬉しそうに続けた。
「ソレソレ!
何でも直ぐに忘れるってヤツな?」
最初のコメントを投稿しよう!