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悪魔の思うまま
ある森の中に、ある脚本家の家があった。その脚本家は23歳にして世間でよく知られている脚本家だ。その脚本家の名は『吸血邪鬼』
世間では『悪魔』と呼ばれている。なぜ、世間で『悪魔』と呼ばれているのかにはあるウワサ、いや事件というべきことがある。
その事件とは…
18歳のハナ・シュン・ヒロ・ケイの幼なじみは、ある森の近くの川に遊びにきていた。4人はしばらく遊んでいると、ケイの足が落ちていた木の枝にひっかかり、刺さって歩けなくなってしまった。布で怪我をしたところをおさえたが出血している。誰かの家で手当てをしてもらおうと、ケイをその場に残したままハナとシュンとヒロは手当てをしてもらおうと家を探しに行った。川の周りを1時間探したが、なかなか見つからない。3人は、森の中に入って探し始めた。15分くらい探していると、大きな家があった。3人はその家の呼び鈴を鳴らした。すぐ、20代くらいの男(K)が出てきた。Kは、3人を家の中へ招き入れ、お茶を出した。3人は、幼なじみのケイが怪我をして歩けなくなったから手当てをしてほしいとKに頼んだ。
K:いいよ。手当てをしてあげるから、お茶
したらケイ君をここに運んだおいで
3人:ありがとうございます!
と言った。3人は急いでケイのところに戻ろうとお茶を飲み干し、部屋を出ようとした時
K:ただし、条件がある。私が小説を書き終
えるまでにケイ君を連れてくること。
もし、書き終えるまでに来れなかったら
何らかの罰があると思っておきなさい。
1つ、注意をいうと、道になんかの仕掛
けがしてある。その仕掛けを破り、私が
小説を書き終えるまでに戻ってくること
他にもいろいろあるけどこれくらいにし
て、さあ、ケイ君を連れて来なさい。
と言い、3人はKが話したことが本当なのだろうかと半信半疑で急いでケイのところに走っていった。それと同時にKは、小説を書くための机に向かい、パソコンを取り出し、久しぶりに面白いことがありそうだとワクワクしながら小説を書き始めた。
3人は歩きと走りを交互に繰り返しながら森から出た。Kの家から森を出るまで約15分、そこからケイのところまで約1時間。3人はゆっくりKの家に向かおうとしていた。それは
Kが小説を書くのにけっこうな時間がかかると思っていたからである。だが、その考えは甘かった。3人はまたほとんどの人はKのことを全く何も知らなかった。一部のミステリーや殺人系が好きな読者の中では有名だ。
だからKは3人に勝つ自信しかなかった。
3人は森を出たところから1時間歩いて走ってケイのところについた。ケイは少しは話せるが歩けない状態だった。シュンはとても力持ちなためケイをかかえ、Kの家に向かって行った。ケイをかかえているため、走ることはできず1時間30分かかって、森の前まで来た。ケイは、シュンの背中で眠っていたが、3人は喉にあるツバをゴクリと飲んだ。3人はKに言われた言葉を気にしているのである。
その言葉に恐怖を感じず森に入らずにいた。3人はケイの手当てを早くしてもらうため、勇気を振り絞って森の中に入った。少し歩いて行くと、さっき通った道にはない大きな落とし穴があったり、丸太が飛んだりおちてきたり、道からトゲが生えていて遠回りをしないといけないといけなかったり、みたことのない怖い動物に追いかけ回されたり、今まで経験したことがないようないろいろな仕掛けがあった。3人はトゲが刺さって血がでて、肌に血の赤色が入り混じっている状態でKの家についた。3人は呼び鈴を鳴らそうとした時、Kが扉を開けていった。
K:よくここまで戻ってきたね。今までの
仕掛けはまだ序盤、これからが本番。
とニヤリとしていい、4人を家の中に入れた。4人は応接室みたいな部屋に通されると、そこにはもう、お茶が用意されていた。ケイを別の部屋に運び、Kはケイの手当てをし、応接室みたいな部屋に戻ってきた。そしてKは、一口お茶を含むと、
K:みんな、ここまで大変だっただろう。
まずは君たちの手当てもしてあげよう。
といって、Kはは3人の傷の手当てを始めた。10分くらいで3人の手当ては終わった。そして少し休憩して、Kが話し始めた。
K:改めて、お疲れ様だったね。少しは疲れ
がとれたかな?問題を出す前に、私が書
いた短編小説を聞かせよう。その前に、
私は、君たちが私の森を出た時にこの短
編小説を書き終えていたよ。
それを聞いた3人の鼓動が早く打ち始めた。
K:さあお待ちかね、私の短編小説を読もう
ある日、4人をの幼なじみが森の近くの川
に遊びにきていた。……………………。
終わり。これが、約15分間の間に書いた
小説だ。どうかな?私の小説は?
Kが書いた小説を聞いた3人は、体の震えがおさまらなかった。
K:どうしたんだ?なぜ震えている?
3人は言葉を発することができなかった。Kはそれをみてニヤリとし、
K:まあ、感想はいいとして、次は問題だ。
本当は全問正解がいいのだが、久しぶり
のお客さんだから今回は甘くみてあげよ
う。問題を一問でも正解すれば君たちを
解放してあげよう。さあ、もんだ…
ハナ:ちょっと待ってよ。解放するってどう
いうこと?
K:ああ、そうだよ。4人ともね。これから出
す問題で一問でも正解すれば解放、いや
自由になるのだから
ハナ:なんでそんなことするのよ。
なんの意味もないでしょ?
K:私が楽しむためさ。最近、全然おもしろ
いことがなくてつまらないんだよ。あと
食事もできてないからね。じゃあ問題だ
⑴使う前はペッタンコなのに使ったあと
はとんがり帽子、さあそれはな〜んだ
⑵ある法則で「T.D.C.B.□.S」のアルファ
ベットが並んでいる。
□には何が入る?
⑶「せとせぶ□し」□に入るひらがな
一字はな〜んだ
⑷aのb乗×cのd乗=abcd
abcdに当てはまる数字はな〜んだ
⑸24630323436404244650525456606
26466、次の数字はな〜んだ
この5つが問題だ。5つの問題だ を解いて、1つでも正解できたらいいな
3人は5つの問題を考えた。しかし、3人は頭が良くなく、全くわからなかった。あてずっぽで答えを出そうとした。
K:もうそろそろ1時間経つけど、答えは出た
かな?答えを言ってごらん。
3人は⑴から順に答えを言っていった。
K:結果発表〜⑴G ⑵科学の実験などで用い
られるろしやコーヒーのフィルター
⑶たorだ ⑷a=2、b=5、c=9、d=2
⑸2000、君たちがあった答えは全問間違
い〜。面白い。そうなると思ったよ。
問題に間違ったから罰を与えよう。
これからは地獄だぞ〜?ここで5分待って
てくれるかな?
Kは応接室から出て行き、5分後に戻ってきた。
K:僕についてきてくれるかな?
そういって、3人はKについていった。階段を下り、地下1階に連れていかれた。ある部屋の扉を開けると、手術台みたいな台に人が寝ていた。
K:近づいて顔をよくみてごらん。
そして、3人はおそるおそる台に近づき、寝ている人の顔を見た。その瞬間、3人の顔が真っ青になった。台の上に寝ている、いや死んでいるケイがいた。ケイの体にかかっているカバーをはずすとケイの体は血まみれだった
ハナ:これ、どういうこと?
K:見たまんまのことだよ。3人とも、この部
屋から出て待っててくれるかな?その間
にこの部屋にもう一回、1人ずつ来てもら
う順番を決めておいてね。もし、部屋か
ら誰も出てこなくても必ず15分後には入
ってきてね。じゃあ、5分後に1人目の人
が入ってきてね。
そう言い、3人は向かいの部屋にいった。5分間の間に、3人は部屋に入る順番を決めた。その順番が死ぬ順番になるとも知らずに……
5分がたって、シュンが1番最初に入っていった。15分経ってもシュンは戻ってこなかったため、2番目に、ヒロが入っていった。ハナは1人になり、その間、恐怖を感じていた。それは、シュンもヒロも、部屋に入っていくと、
「助けてくれーいやだーあぁー」
といって、部屋から出てこないからである。
15分がたって、ヒロも戻ってこなかったため、ハナは部屋に入っていった。すると、ケイの台の両隣にシュンとヒロが血まみれになって倒れていた。傷だらけで血まみれだったが、少し意識はあった。白い服が血まみれのKは、
K:ほら、おいで。さあ、
とハナに手を伸ばした。ハナはいろいろなショックとKに対する恐怖心で動けなくなっていた。Kは動けなくなったハナをナイフや鉄棒で意識を失いそうになるまで体を叩いたり蹴ったりしてたくさん傷つけた。
3人:あなたは…一体…何者?…なの?
K:僕はただの脚本家、吸血邪鬼。知ってる
かな?ハナちゃん、シュン君、ヒロ君、
死んでるけどケイ君?
ヒロ:きゅう…けつ…じゃき?…知らない…
な…聞いた…こと…な…い…
ハナ:わたし…も…あと…なん…で…わたし
たち…の…名前…を…しって…るの?
K:それは、僕が優秀な脚本家だからだよ。
優秀だから、人の名前とかその人がした
こととかわかるんだよ。
もうそろそろお腹すいて死にそうなんだ
けど。もういいかな?じゃあおやすみ。
そしていただきます。
それを聞いた3人は何をいっているのか理解できなかった。特に、「おやすみ。そしていただきます。」が意味がわからなかった。3人はうっすらとした意識の中でこの人はおかしいのかと思った。しかし、次の瞬間、その意味を理解した。吸血邪鬼は、ケイ、シュン、ヒロ、ハナの順にそれぞれのところへ行き、首元を噛んだ。すごい勢いで、
「ゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッ」と音を立てながら血を吸った。4人分の大量の血を吸った吸血邪鬼は、すごく満足しているようだ。当然、4人の体はほとんど血を吸われて死亡していた。吸血邪鬼は4人の死体を家の倉庫に入れ、家に入り、ベットに入り、深い眠りについた。このことから、吸血邪鬼は「吸血鬼」だった。しばらくして、4人の親が4人ともの子が帰ってこないと警察に通報し、警察が、4人が来た森の周りを徹底的に操作した。その時に吸血邪鬼の家にたどり着き、吸血邪鬼の家の倉庫から、4人の死体を確認した。
このような事件があったことから、とても優秀な脚本家、そして世間からは「悪魔」と呼ばれるようになった。日本の人々、吸血邪鬼の家の近くの森に入ることはなかったが、吸血邪鬼のことを知らない人は森に入って行き、吸血邪鬼にあい、そのまま、帰らず人となっていく。
Fin.
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