寝屋川軍の侵撃

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「はい」 『もっしぃ~』 腹立つ声が耳を震わせる。   「お前誰や?戸塚か?」 この一言で、英一、まっくん、けーがこっちに視線を運んだのが分かった。   『何や冷静やなぁ、ツレやられてんのに』   「あぁ?お前今何処おんねん??」   『ここ何処?わからーん!』 「そのスマホ返してもらいに行くから何処おるか早よ言えや」   『今日は疲れたから帰るねんー』   「わざわざ寝屋川から柏原まで来てもらっとんねん、 まだおもてなし出来てへんからな、河川敷戻ってこいや。」   『疲れた言うてるやろ?んん?ああ?』   ・・・・・・タタン・・タタン・・・タタンタタン・・・ その時この河川敷の川沿いにある鉄道橋に河内国分方面(奈良方面)の列車が通り過ぎた。      『・・・タタンタタン・・タタン・・タタン』 その列車の音が、スマホの受話口に少しずつ近づいて来る。 「・・・・・!!そこで待っとけボケナスァ!!」 こいつは国分駅にいる 。  分かった瞬間俺は叫んだ。   「何処や!?」 英一が俺に近づきながら聞いてきた。   「国分や!」 「ケー、大垣頼む!」 急に走り始めたまっくんがケーに叫んだ。 3人共、土手を一気に駆け上がった。
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