第二話††恋人ができた日

1/1
前へ
/9ページ
次へ

第二話††恋人ができた日

『ラファエル』の名を 持っているからなのか 人間界での性格なのか 永海先生は優しく、 何時も笑っている。 そんな永海先生から 放課後、話しがあるからと 屋上に呼ばれたのは ハロウィンも終わり、クリスマスイブには 少し早い、十二月の初めだった。 「悪いな、わざわざ 寒い中呼び出して」 特に用事があったわけじゃないし 茜は笠巻君とデートだって 言ってたから帰りは遅いだろう。 「大丈夫ですよ(๑^ ^๑)」 幸い、今日はそんなに 風は強くないしね。 「新崎、俺はお前が好きなんだ」 永海先生が私を⁉ 「私でいいのでしたら 宜しくお願いします……」 私も密かに永海先生に 好意を抱いていたから嬉しい。 「こっちこそ、宜しく」 私に天使の恋人ができた。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加