危険な夜道

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街灯の少ない夜道を、ヒールを鳴らしながら足早に歩く。 その後を同じ歩幅で、スニーカーの靴音が、付かず離れずの距離を保ちながら、付いてくる。 近道しようと思ったのが間違いだった。 こんな人気の無い場所を、一人で歩くだなんて、危機感が無いにもほどがあるわよね。 今更後悔しても遅いけど。 とにかく、後ろの男を撒かなきゃ。 焦りと恐怖で、心臓はバクバクしていた。
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