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小説の登場人物を考えるのは
とてつもなく楽しい作業だ。
ビジュアルも性格も全て自分の思うがまま
物語の中で自由に動かすことが出来る
まるで自分の分身のような存在。
自身の高校生活を
実話や希望的観測も折り込みながら
面白おかしく記したいと思い、
今を遡ること、8年前から手掛け始めた
拙作「僕の彼女はアイツの親友」
当時は小説サイトの存在など知らず
パソコンに書き留めたり
ストーリーの冒頭部分を数ページ、
ブログに連載するような形で投稿していた。
その中で生まれたヒロイン
" 田仲浩子 " は
これまで僕が書いてきた小説の中では
非常に特異なキャラだ。
明朗活発、と言うよりは
素直になれないどこか影のある存在
そして一番の特徴でもある
" 塩対応 "
それ故、筋書きを構想していくに連れ
この先どのような展開にすべきか
浩子をどう動かすか、で
かなり頭を悩ませたこともあった。
しかし自分でもよくわかっている、
考え過ぎると何も生まれないことなど。
そんな時大事なのは
考えるのをやめることだ。
無理にストーリーを考えて
平凡な内容に陥る前に
一旦リセットして寝てしまえば
また新たなアイデアが浮かんでくるだろう。
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