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『サツレン』(恋愛)
失恋の痛みを抱えながら
何でもないように日々を過ごす女性。
好きな人の影を感じては目を背け、
影が感じられない時間に安堵し、
苦しみを振り切ろうと
一人必死に戦う姿を書いた超短編です。
ずーっと胸がざわざわしている。
でももう手の打ちようがない。
そんな絶望感を軽やかに描いてみました。
***
これは、片想いが実らないまま
終わってしまった想定で書いてます。
相手は、身近な人でもいいし、
いわゆる「推し」でもいいのかななんて
思ってます。
好きな芸能人が結婚して絶望する人って
こういう感覚なのかななんて考えてみたり。
自分じゃどうにもならないのは百も承知で
それでも苦しくて辛い、みたいな?
そういう意味で、幅広く共感してもらえたら
いいなぁと思いながら書きました。
サツレンというタイトルは
作中で意味がわかるようになっていますが、
一瞬「花の名前かな?」みたいな感じで
おもしろいかなって思ってます。
(サツキ&モクレンみたいな?笑)
『サツレン』2020.3.14
https://estar.jp/novels/25613140
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