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俺は日村に言われて探偵事務所の前にきた。
風貌ははっきり言って薄汚く一見何の店か分からないくらいの感じだった。
ドアを叩くと日村の助手が出てきた。
助手「快斗さんですね?お待ちしておりました。お入りください。」
探偵事務所の中に入るとTシャツ姿の日村が出てきた。
日村「快斗ぉー!待ってたよ!」
日村は言うなり俺に抱きついてこようとした。
俺は日村を跳ね除けると、さっそく依頼について話始めた。
日村「まず、妹さんはあの誘拐殺人事件に関わっていると考えていいかい?」
快斗「あぁ。ほぼ確定だと思う。楓がいなくなった日に他に12人の行方不明が確認されている。」
俺はそう言うとテレビの捜索願の画面を見せた。
日村「なるほど。誘拐されたと思われる者は年齢も性別も職業も違いますね。」
その時ドアを叩く音がした。ドアが開くと一人の女性が立っていた。
日村は歓迎するように言った。
日村「おお、いらっしゃい。待ってましたよ?浜辺小夜美さん。」
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