【裏話】こんなこと書いていいのかわからないけれど・・・(長文注意) 2020.6.27

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【裏話】こんなこと書いていいのかわからないけれど・・・(長文注意) 2020.6.27

昨日2020年6月26日(金)21時より新連載 『ワケありお嬢様は今夜も俺のベッドで眠る。』 https://estar.jp/novels/25655470 がスタートしました。 この作品はミステリアスな雰囲気をお楽しみ頂きたいので、多くは語らないでおこう、と思っています。 ひとつ書けることとしては、私の作品のヒロインはそれぞれにイメージフラワーがあるのですが、この作品の『彼女』は『撫子』だなと思っています。 4e0ac353-e2cf-435e-ab55-c506b2105fea 彼女の存在を際立たせたいため、他の登場人物の外見については『イケメン』『かわいい』『スタイルがいい』などざっくりとした描写しかありません。皆様の中での『イケメン』等を想像して頂ければ幸いですm(_ _)m 9月中に連載開始予定の『メレンゲが焼きマシュマロになるまで。』(メレマシュ。)ですが、執筆が止まってしまっていました。これは元々『みずあめびより』の修正作業に時間を割いていたからなのですが、修正が少ない箇所で時間が余ってもとりかかれずにいて、新連載ともう一つの短編の方を書いてしまっていました。・・・つまり行き詰まっていました。そしてそれがなぜか、というのがわかりました。 恥ずかしながら、私は作品を書く時、プロット等を作りません。メインとなるカップルの名前・年齢・職業・性格と、どのように物語が始まるか、それを思いついたら他は何も考えず書き始めてしまいます。 どのようなエピソードがあって二人の気持ちが近づいていくのか、脇役としてどんな人物が出てくるのか、ラストはどうなるのか、ということは何も考えず心のままに書き進んで行きます。 主役カップルの外見については、読んでくださる方がイメージしやすいように序盤で書くようにしているので、書き始めには考えていませんが、早めに設定するようにしています。設定して物語が進んでいく中で『ああ、この人、芸能人で言ったらあの人かも。』なんて思ったり。 最終的にはヒロインの愛読雑誌やよく着ている洋服のブランド、主要キャラクターの出身地、家族の職業等まで決めるのですが。 脇役については、『みずあめびより』のトップページに登場人物紹介があるのですが、連載中は(随時追加)と記載していました。あれは自分の頭にはあるけれど登場するまでトップページに載せなかった、というよりまだ考えていなかったのです。物語が進む中で、こういう展開にするからこういう人を登場させよう、となって追加されていきました。 起こるエピソードについては『春色カレンダー ~31ページの青春~』 https://estar.jp/novels/25606126 という作品はある一ヶ月に起こった出来事を一日につき1ページにまとめ、それが31日分続く、という作品なのですが、その作品に関しても、一ヶ月で終わることは決めていましたが、一日分書いてから『明日は何が起こることにしよう?』と考えていました。 ただ、『みずあめびより』 https://estar.jp/novels/25511817 に出てくる主役カップル以外の恋のお話と主役カップルのその後を描いた作品である『こんぺいとうびより』 https://estar.jp/novels/25576870 の脇役達の恋愛については『みずあめ』で起こるエピソードと絡んでくる、というところがあるので、書いている途中で、ある一ヶ月についてのみ『何月何日にこういうことがあって』みたいなものを書き出しながら書き進めました。 物語の中で、あるエピソードの後、『その一週間後・・・』という感じで次のエピソードが始まるので、そこを『3日後』や『2週間後』にしたら日付の設定がおかしくなってしまうので、『みずあめ』のこのエピソードとこのエピソードの間に『こんぺいとう』のこのエピソードが起こる、という風に調整する必要がありました。 『こんぺいとう』を書くのを決めたのも、『みずあめ』の最終章を書いている時だし、このエッセイにも書いたかと思うのですが、元々『春色カレンダー』は『みずあめびより』シリーズではなく全く関係のないカップルのお話の予定でした。 『みずあめ』についてはページ数を全く決めずにいました。『こんぺいとう』連載中に次作品である『春色カレンダー』を3月1日から連載開始すると決めたので、それまでに『こんぺいとう』を完結しなければと思い調整しなら書きました。 数ページで終わるスター特典でさえ、どのようなラストにするのか考えずに書き始めていました。 前作『春色カレンダー』に『メレマシュ。』ヒロイン杏花を登場させたところで、次は彼女がメインの話にしてそれを『みずあめびより』シリーズ作品の最後の作品にしよう、と決めました。 最後の作品、ということもあり、今までの作品の重みを受けて、綺麗にまとめなければ、という思いと、連載開始までに時間があって仕事の勉強の傍らではあるけれど、人物やエピソード等をゆっくり練ることが出来る、という思いから変に力が入っていて、考え過ぎてしまっていたようです。 今までいくつか作品を書いた経験や、連載が終わり他の方の作品も色々読ませて頂きインプットしたことで、自分の中に新しく材料が出来ました。そういう材料を集めて経験値を上げていくことは必要なことなのですが、変に計算し過ぎてしまったというか・・・。 今までのように連載と連載の間を開けずにいたらこのようなことにはならなかったと思います。 絵に例えたら、私は下書きをしてから描き始める、というよりは、真っ白な紙にいきなり本番を描き始めた方がよいタイプなのかもしれません。 物語を書きながら、浮かんだエピソードや登場人物を文章にして、どこだかわからないラストに辿り着く。当てのない気ままな旅のような感じで書くのが私には合っているようです。というか、そうでないと書けないようです😅 『当てのない旅が終わった時に、その旅が物語になる』、というと格好良さげですが、要はいきあたりばったりです・・・。 今回思いつきで新連載を書く時に自然といつも通りに何も考えずに書いていて書けたことで、どうして『メレマシュ。』の執筆が行き詰まったのか、ということに気がついた希花紀歩でした。長々とごめんなさい。お読み頂きありがとうございました。
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