死ぬ覚悟

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死ぬ覚悟

「お前は何故鬼と共にいる」冷たい言葉、厳しい目つき で聞いてくる。そりゃ、そうだ。わざわざ人間の害と なるものを連れてきているのだから。「…俺を守って くれています。彼は人を食いません。何十年も肉を 食らっていません。俺が保証します。」「もし、 そいつが人を食ったらお前はどうする」そんなの 答えは決まっている。「切腹します。と、言うか 元々死にたかったですし良かったです」早く 死ねるのなら俺は嬉しい。と、言うのも自害する 為の刀などは全てお爺様や、酒呑童子達に 没収された。だから、この人達が刀を貸してくれる と言うのなら良かった。
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