プロローグ

2/2
前へ
/168ページ
次へ
小学4年生の夏。 あなたと、たった一度秘密の行為をした。 中学2年生の夏。 あなたは、飛行機事故で死んでしまった。 29歳、結婚が決まった夏。 あなたに、よく似た『彼』が現れた。 優しげな言葉で、冷たい目つきで、私を翻弄する『彼』に一瞬で堕ちていった。 名のない関係は、いつ、どこにたどり着くのだろう。 あなたは空蝉ですか。 それとも泡沫ですか。 これは出会いですか。 それとも再会ですか。
/168ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14710人が本棚に入れています
本棚に追加