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『いじけてるの…。』
「いじけてる…?」
『そう…。』
「プッ。なっちゃん、いじけてたんだ?そっかそっか、そうなんだ…。(笑)」
途端にクスクスと笑い出した華澄。
全く、失礼な奴だな。
『笑いごとじゃないからね!華澄実家着いてから、直くんとずーっと一緒だし、お風呂まで二人で入っちゃってるし。その…ニコニコしてて、めっちゃ楽しそうだし…。』
わたし、何言っちゃってるの??
は、恥ずかしい…。
「なっちゃん、そんなこと思ってたの?直くんが懐いてくれないから悲しい。…とかじゃなく?」
『それは、二番目…。』
「そうなんだ…。ふーん……。」
“嗚呼、華澄呆れてるんだろうなぁ?
子供じみてて、ちっちゃくて…。
はぁ…言わなきゃよかった。(泣)”
すると、
「バーカ…。」
『えっ!』
そう言って、華澄がわたしの頭を撫でてくれた。
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