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人生というヤツは、どこでどう変化ぶか、分からないモノで……
オレは、関東大学三年生の時に、アメリカのニューヨーク州立校への、特待留学生の1人に選ばれてしまった。
多分それは期末テストを頑張ったからだろう。
ただそれだけだった。
だから両親は喜んだが、オレは半信半疑で渡米した。
それから一年……
だからオレは、まったく友達は出来ず、学校や勉強も馴染めなかった。
そうなれば、お決まりの転落コースだ。
が、面白いことに英語だけは、普通のアメリカ人程度の会話は出来るようになっていった。
それから数年……
オレは、学校の寮を飛び出してスラム街に身を置き、ヤバイ遊びに走ってしまった。
そんな流れで、ひょんな事情から裏社会のヤツとも知り合いになってしまった。
生命を何度も落としそうになりながら、オレはアメリカ中を逃げ回り……
オレは、やっとのことで貨物船に潜り込み、なんとか日本に逃げ帰ってきた。
日本は、新元号が令和に替わった頃だった。
こんな状況だから、親にも顔見せできず……ネットカフェという便利な所を〝自宅〞にしながら、バイトに明け暮れていた。
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