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「何で私がこうなったのか、それは今の話と繋がるんだけど。
知りたいでしょ?」
さっさと話せ! チェイスの目がそう言ってるのがわかる。
チェイスは眼光だけで相手に強い圧迫感を与えられるって
リアムに聞いたけど、ホントだ…
アンジーは全く動じてない、笑みすら浮かべている。
肝が据わってると言うのだろうか。
私だったら泣き出してしまうだろう。
「リアの男に首を絞められたのよね、私。
目覚めると、どこにでもいそうな普通の女の子が目の前にいた。
その子に翼が生えてたから、ああ自分は死んだんだって自覚したわ。
その子が私に話しかけてきた。『妹を助ける為に死をも厭わなかった勇気ある魂のあなた。ミカエル率いる部隊にスカウトしまぁす。選ぶ権利はあるので
嫌なら奥にいるあの子たちと同じ所へ向かってちょうだい。Yesなら私が導きまぁす』
って言うわけ。めっちゃ軽い小学生女子のノリでね。」
頭の中に見たこともないファンタジーな映像が現れた。
今、アンジーが話した通りの映像…
「私が見たものをテレパシーでアンタたちに見せてあげてるの」
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