Story Of Heavenly World (天界)

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 「天界も軍隊みたいにRankがあるのね。 Archangels(大天使)が下級のカテゴリーだったなんて…意外」 レイチェルが言ったことに激しく同意。  「天使は6次元以上の生命体だと聞くが…な。 俺たちも3次元じゃなく5次元に存在しているらしいが 肉体の制約でそれが知覚出来ないって論文を読んだ。 超弦理論が解明の鍵になるんだよな」 リアム… 一体何を言っているの?  「俺もそこは興味がある! 一般相対性理論と量子力学が繋がるかもな。 色んな空間次元を持つDブレーンが…あ…」 話の途中でチェイスが私の様子に気付いた。 「ホリーの頭のFUSEがブッ飛びそうだ…やめよう。 悪かった」 リアムやチェイスの話している言葉が もはや私には英語として認識できない。 私の脳細胞たちが考えることを放棄している。  「時を戻しましょうか。アンジー、 ミカエルたちが下級なら上は一体どういう奴らなの?」 レイチェルが脱線しかかった話を戻してくれた。  「人間と関わるのは私たちみたいな元人間の天使もどきを 除外すると、大天使含めて数は80くらいよ。 上級のセラフィム、ケルベム、スローンズになると 大宇宙レベルの存在。 人間や私たちが関わることなんてない。 姿も親しみやすい人型じゃないそうよ。 見たこともないし、見る事もないから上のことなんて どうでもいいか」
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