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身体の内側からじわぁっとなんとも言えない
心地いい温かさが広がると同時にアンジーの存在が感覚でわかった。
私の体の中で私の隣にいる。
目で見えているんじゃなく… インサイドホリーの目で
アンジーの姿が見えている。
読んでくれてる人はきっと……
何をわけのわからない事を…こいつオカシイんじゃないか?って
思うんだろうな。
自分だけが感じて見えているこの状態を説明する能力は
私にはない。
私より10cmくらいアンジーの方が高い。
意志が強そうで凛としていて自信に満ち溢れてキラキラした瞳。
やっぱりプリンセスを演じた頃のア〇・ハサウェイに似ている。
ニッコリ微笑んだアンジーが手を繋いでくれた。(私の身体の内側で起きていることだから、チェイスたちには見えてない)
感覚がある!
「大好きよホリー、愛してる」
アンジーがギュッと私を抱きしめた。
私の中にいるとHUGの感覚、温かさを互いに実感できた。
「私も愛してる。たった一人の…私のお姉ちゃん!」
堰を切った様に様々な想いが溢れ出して涙が止まらない。
幼い頃に姉妹で抱き合っていた感覚も記憶も甦った。
当然、チェイスたちには私たち姉妹が抱き合ってることは
見えないしわからない。
私が一人でポロポロ泣いている様に見えるだろう。
だけど私の中で何かが起きているということは察してくれていたらしい。
チェイス、リアム、レイチェルの3人はしばらく何も言わず見守ってくれていた。
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