これを最後の恋にしよう。

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お姉ちゃんのことを思い出しながら、私は淹れたてのコーヒーを2つ、手に取って彼の横に座る。 「あぁ、お姉さんの遺品整理手伝いに言ってたんだっけ。お疲れ様。」 コーヒーありがとうと片方のマグカップを受け取ってそれに口をつける彼。 迫野泉弥(サコノ イズミ)とは、付き合い始めてもう3年が経とうとしている。 半年ほど前に、一緒にいる時間が少ないという理由で一緒には暮らし始めたものの、お互いに仕事がある身こうして肩を並べて話す時間も最近では少ない。
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