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ヤサシサと嫌い
「美琴!?マジ大変!マジ大変なんだけど!?」
オレが約何年ぶりだ的感覚で豪快に豚丼食ってる最中またうるせぇ誰かがどこからともなくやってきやがる何なんだここは…………
「美琴!?ヤバいよ!マジヤバいことになっちゃったよどうしよう」
やって来たのは、ボンレスハムもといちょっと太っちょのボンレスハム
「ミクは、さぁ!あんな黒い客相手にするぐらいならもう!ちょっと辞めてやるって宣言したの!そしたらさぁ!あのクソ店長何て言ったと思う?ねぇ!美琴聞いてる?ねぇ美琴…………ああ…………もうミク死にたい!もうなにもかもやってられない!?ミクもう死にたい」
………………
なんの話しをしてるんだこの黒豚は…………
………………
オレは、オレの向かいの机で勝手にふさぎこみだしたこの黒豚に今、自身が食す豚丼にのるキムチを後頭部にそっとトッピングするやさしさをみせた。
………………
「え…………なに?」
「美琴…………あんたいつから仕事でれるの」
「…………あ…………うん……今日か明日には、出ようと思ってる…………」
「ああそうだったら、きょうつけたほうがいいよ今コロナマジ流行ってからマジそこらじゅうコロナだらけだから」
「………………ああ…………うん…………」
私は、自分のことが嫌いそんなことを考えてる自分がもっときらい…………
私は、席を立ちあがりそしてそんな嫌いな自分と嫌がおうでも向き合わないといけない仕事場女郎アカサ屋へと落ちていく…………
「あ!ちょっとなにコレ!やだなんでこんなところキムチついてんのよ!もうなんなのよコレ…………」
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