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ささやきながら頬とか首筋を優しくさすさすしまくるから、もうゾワゾワが止まらない。これって絶対確信犯。チカはずるい。明日オレが休みだってわかっててやってる。オレの身体が期待するってわかっててやってる。全部わかってるくせに、撫でるしかしてくれないんだ。
「ん……チカ……」
「なあに?」
あぁ、やっぱり悔しいから言いたくない。思い直して、だらけた腕を懸命に伸ばしてチカの首にまきつける。ぐっと引き寄せた首筋に唇を押し当ててから耳朶を甘噛みすると、チカから初めて聴く声が飛び出した。
ほら、焦ったように乗っかってくるチカもかわいい。レア中のレアがようやく顔を出す。でもいま口を開いたらマシンガンがぶっ放されちゃうから、黙ったままで、ちゃんと奥まで愛してよ。
fin.
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