死後の世界研究倶楽部

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中学二年生の夏、僕は友人と三人で近くの海に泳ぎに行った。 僕は小さい頃から水泳を習っていたので、泳ぐのだけは自信があった。つい調子に乗ってしまい、遊泳エリアを示すブイを越え、沖まで泳いでしまった。 すると、負けず嫌いの友人の一人も、どうやら僕の後を付けてきたらしく、僕が沖で止まり、立ち泳ぎをすると、すぐ横にその友人がいた。 だが、友人の体力は限界だったようで、僕が自分の位置から浜辺までの距離を目視している間に、友人の姿が消えていた。 そう、海中に沈んでいたのだ。ふと、海の中に視線を写すと、友人の頭が海水に滲むように見えた。 僕は焦った。だが、僕は泳ぎは得意だが、救助などは勿論したことはなく、成す術がなく浜辺に向かって、できる限り大きな声と動作で助けを呼んだ。
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