川岸の恋

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私はビクッとして立ち止まった。 「どうしてそんな事言うのよ! 結婚式場ってどう言う事なの! 誰と結婚しようとしている訳? そう言う人が出来たんだ? ふ〜ん良かったわね、おめでと!」 「誰と結婚って...決まってるじゃん。 他に誰がいるんだよ。マイカ!」 僕は叫んだ。 「こんなとこで何叫んでんの! 名前とか... バカみたい!」 私はそう叫んだけど、 ジョギングしてる人やペットの散歩してる人達が私達の会話を聞いて何気に集まって来てるように感じた。 私は恥ずかしくなって橋の方に小走りで引き返した。 彼もそれにつられて橋の方へ向かった。 「もうついて来ないで!」 私は叫んだけど、彼は 「いやだね!どこまでも追いかける。」 彼が叫ぶと、 つかず離れずついて来てる人達が 「おぉ〜!」 とざわめき拍手する人までいた。 私達は橋の両端で向かい合った。
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