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すると、その集団の中央部からきらめくオーラが放出されていた。
「これから4年間柚子くんと一緒なんて超嬉しい〜!」
「何学部なの?」
「サークル活動とかはするの?」
そりゃあこうなるよねと、さほどアイドルに興味の無い私は横を通り過ぎようとした。
「あ、鳥姉さん!」
何だ? 何処かに鳥がいるのか? それとも鳥という名前のお姉さんがいるのか?
そう思い周囲をキョロキョロしていると、集団の中から物凄いオーラを放ちつつ、物凄い美少年が近付いてきた。
うーん、さすがアイドル。スーツが良く似合っている。と言うよりスーツが体にピッタリだ。オーダーメイドなのだろうか。
いやちょっと待て。そのアイドルが私に笑顔で近寄って来る。何が起こった?
「鳥姉さん、鳥姉さんも合格したんだ。良かったね。ヨロシク!」
「……へ? 鳥姉さん?」
「うん、だって大きな鳥背負ってるじゃん」
鳥……と言うか、鳳凰なんですが。
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